生理中というだけでも憂鬱な気分になってしまうのに、更に生理痛や貧血、頭痛などが起こると本当に心身共につらいですよね。
我慢すれば耐えられるけれどやっぱり生理が近づくと憂鬱…という方もいれば、毎回薬を飲まないと耐えられない程の、生理時の不調を抱えていらっしゃる方も多いかと思います。
また、生理中は体重が増えたり減量効果が出にくくなることも多く、ダイエットがうまくいかないという声も聞きます。生理前からの食欲増進や甘いものが食べたくなる欲求も、ダイエット期間にはつらいですよね。こうした生理中に起こる不調を改善する方法は、薬以外にないのでしょうか?
実は、、、
生理中に食べるものに気を付けると、軽減できる可能性があります。
生理中の憂鬱と不調を少しでも改善して前向きな気持ちで過ごすために、普段の生活習慣、特にお食事を見直してみませんか。
生理中の身体の不調はなぜ起こる?
『生理痛』
プロスタグランジンは、受精が成立せず要らなくなった子宮内膜を経血として体外に排出するために、子宮を収縮させる役割を担っています。このプロスタグランジンの分泌が多くなると、子宮が強く収縮し痛みが生じます。
『情緒不安定やイライラ』
排卵後から生理が始まる時期にかけて、女性の体内ではプロゲステロン(黄体ホルモン)が急激に増え、エストロゲン(女性ホルモン)とのホルモンバランスが変化することでPMSの症状が現れます。
『貧血』
鉄は血液中にあるヘモグロビンの材料です。ヘモグロビンは全身に酸素を運搬する役割を果たしているので、鉄分が不足することによりヘモグロビンも少なくなると、全身の酸素循環がうまくいかなくなってしまうのです。
こうして起こる貧血の症状には、めまい、ふらつき、動悸、息切れ、倦怠感などがあります。
生理中に摂ったほうがいい食べもの
『マグネシウムを含む食品』
マグネシウムは、子宮の収縮を抑える働きを持ちます。生理痛がひどい人は、下記のようなマグネシウムを多く含む食品を摂ることで症状の緩和が期待できます。
・アーモンドやカシューナッツ、ごまなどの種美類
・アオサ、青のり、昆布などの海藻類
・豆腐、納豆などの大豆製品
『大豆製品』
大豆製品は上記のようにマグネシウムを多く含み生理痛の緩和に効果が期待できますが、同時に情緒不安定やイライラなどのPMSの症状を和らげる効果も期待できると言われています。
豆腐 、納豆、豆乳、きなこなどに含まれる大豆イソフラボンは女性ホルモンと呼ばれるエストロゲンと似た働きを持っているので、この 大豆イソフラボンの摂取によりホルモンバランスが整い、精神的な不調も緩和される可能性があります。
『鉄分を多く含む食品』
大豆製品は上記のようにマグネシウムを多く含み生理痛の緩和に効果が期待できますが、同時に情緒不安定やイライラなどのPMSの症状を和らげる効果も期待できると言われています。
豆腐 、納豆、豆乳、きなこなどに含まれる大豆イソフラボンは女性ホルモンと呼ばれるエストロゲンと似た働きを持っているので、この 大豆イソフラボンの摂取によりホルモンバランスが整い、精神的な不調も緩和される可能性があります。
『体を温める食材』
生理中は、普段より体が冷えやすくなっています。冷えにより生理痛などの症状がひどくなることがありますので、できるだけ身体を温める食材を摂りましょう。
生姜やネギ、ごぼうやにんじんなどの根菜類は身体を温める作用を持ちます。また、ハーブティーやココアも身体を温めてくれ、同時にリラックス効果により精神的な不調の緩和も期待できます。
『青魚』
理中は血流が滞りやすくなり、生理痛などの症状を悪化させる原因になります。
血液をサラサラにし、血流を良くする作用を持つEPAやDHAを多く含む、ブリ、サンマ、イワシなどの青魚を摂ることもおすすめです。
ダイエット期間におすすめの生理との付き合い方
生理中にどうしても体重が増える!ダイエットが進まない。。と悩んでいる方、多いと思います。
これは、生理中は血流が悪くなりむくみが起こりやすくなることが主な原因です。
『むくみ改善のために、まずは塩分を摂りすぎないよう気を付けましょう。』
塩分摂取量が多いと身体に水分を溜め込みやすくなり、むくみの原因になります。調味料のかけすぎや麺類の汁などに注意し、塩分を排出してむくみを解消してくれる野菜・果物類はバランスよく摂るようにしましょう。
また、無理は禁物ですが適度な運動やゆったりと入浴することで、血流が良くなりむくみ改善に役立ちます。
生理前から甘いものが食べたくなったり食欲が増すこともありますが、食べ過ぎないよう注意しながら上手に付き合っていきましょう。
例えば、チョコレートが食べたいときはマグネシウムを多く含むアーモンド入りのものにして、3粒までと決めて食べる。プルーン入りのヨーグルトなら鉄分も補給出来て満足感があります。
菓子パンや洋菓子は柔らかくパクパク食べられてしまうので、食べた後に満足感が得られづらい割りに高カロリーです。ナッツやドライフルーツ入りのものなど歯ごたえのあるものを選ぶことも、「食べた!」という満足感アップに繋がるのでおすすめです。
上でご説明したように、生理中はむくみ等により体重が減りづらくなります。
ダイエット効果が一番出やすいのは生理後約2週間の期間ですので、生理中に思うように体重が減らなくてもあせらず、生理が終わったタイミングで運動等少し頑張るようにしましょう!