前回のあらすじ
前回は使えない筋肉なんてのは存在しないということをお伝えしました。スポーツの場面で体が大きくてスピーディーな動きができない人らは、上手く筋肉を使いこなせていなだけで筋肥大させることはエンジンとしての能力を確実に上げることができます。
それを踏まえた上で、今回は競技動作において高いパワー・スピードを発揮するにはどうしたらいいのかを話していきたいと思います。
競技動作の練習
筋肉をスポーツの場面において上手に使いこなせるようにするためには、まず競技動作の練習をしっかりと行うことが大切です。さらにパワー発揮能力を高めるために全身の反動を使って行うトレーニングが効果的と言われています。
その一つとして、SSCという動きがあります。
「SSC」とは
SSCとは筋肉と腱を一度伸ばしてから、短縮させる動きのことであり。筋肉と腱の弾性作用を利用できることから高いパワーを発揮できます。特にアキレス腱の弾性を使った足首の動きはバネの要素が強く、跳んだり走ったりといった動作に役立ちます。
このような発揮パワーを高める能力は多くの競技動作に共通する基礎的なスキルといえます。
筋トレ+パワー発揮トレーニングが王道
筋トレとパワー発揮トレーニングを組み合わせることは数十年前から基本手法として提唱されていて、筋肉の基本能力を上げるベースアップを行い、合わせてパワー発揮トレーニングによるチューンナップを行うことでパフォーマンスアップを狙います。
近年は様々なトレーニング法が提唱、実践されていますが、まずは王道の方法に取り組んでみましょう!