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長距離走は生まれながらの要素が大きい

長距離走に必要な持久力の体力要素には、主に次の2つが挙げられます。

・有酸素エネルギー供給における最大能力である最大酸素摂取量

・乳酸の血中濃度の増大が始まるポイントの乳酸性閾値

持久走のトレーニングでは乳酸性閾値前後の強度で行われるが、そのレベルの運動を継続して行うと最大酸素摂取量の増大とともに、最大酸素摂取量に対する乳酸性閾値の割合が増大する。

伸び代は大きくない

持久的体力は鍛えれば伸びる。スタミナ切れする選手は走り込みが足りないというイメージで指導する場面が多くありますが、生まれつきの差異に比べてトレーニングによる変化が大きくないのが現実です。

最大酸素摂取量で見るとトレーニングによる伸び代は20%程度で上限に達すると言われています。

ただ、どの選手も持久力の必要な競技では素質の範囲内で持久力を最大限に高めるべきですが、上限に差があることは考慮しながらポジションや役割ごとにプレースタイルを選択するといいでしょう。

長距離ランナーも筋トレはするべき

長距離ランナーにおいて筋トレは一見必要がないように感じますが、ある研究によるとスクワットで最大筋力を高めたグループだけが最大酸素摂取量の70%強度で走る時のランニング効率や最大酸素摂取量に至るまでの時間が向上しました。

筋トレによるランニング効率の改善は省エネ走行、走行スピードの向上に結びつくのです。

より高いレベルでの記録向上を求めるのであれば走るトレーニングだけでなく筋力トレーニングも取り入れることが求められるでしょう。

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